第1章 エセ同和行為を排除するために 北口末広
- 部落解放運動とは無縁
- 差別意識を助長する「エセ同和」
- 「エセ同和」対策の基本は部落問題への理解
- 初期対応と問題の正確な認識
- 組織的に対応し記録を残す
- 法的対応と正当な解決をめざす
第2章 同和問題の正しい理解が「エセ同和行為」を排除する
大阪企業人権協議会
- エセ同和行為とは?
- 断りきれずに……
- エセ同和行為の基本手口
- 団体ではなく行為が問題
- エセ同和行為の実態と相談活動
- 全国に広がる被害:法務省アンケート調査より
- 大阪における「えせ対応相談」の実態
- 相談事例などから見えてきた課題
- 企業における同和問題の基本的理解を ――エセ同和行為への根治的両方
- 「同和、部落、人権」のイメージ
- 同和問題を企業全体での取り組みに
- 二〇〇五年府民人権意識調査《中間報告》から見る過大
- 糾弾はこわい=部落はこわい?
第3章 エセ同和行為についての具体的対応 大阪企業人権協議会
- 対応マニュアル
- リスク管理
- 対応者の心構え
- 電話対応の注意事項
- 面談・会見に際しての注意事項
- 書籍などの返却方法
- 突然品物が届いた:ネガティブ・オプション
- 購入の約束をしてしまった:クーリング・オフ
- 絶対にあきらめないこと
- 政府機関などへの駆け込み
- キーワードは「脅迫」
- 法務省・法務局
- 警察など
- 企業のための相談事業 (大阪企業人権協議会など)