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■当研究所が編集・発行する出版物、研究紀要、人権啓発教材、英語書および各種ニュースレターなど。
部落解放研究177号(2007.08)
松永 友和
本稿は、大坂非人の研究史整理を行うとともに、近く刊行予定の新史料「長吏文書」を広く紹介し、若干の検討を加えたものである。
「長吏文書」は、質・量ともに豊富であり、これまでの非人研究を塗り変え得る素材を有している。 本稿では具体的に、「大坂非人の御用」、および「番株と番役」を取り上げ、例えば、非人が風聞探索を行っていたことなど、いくつかの新事実を指摘している。 「長吏文書」が刊行されることで、大坂非人研究は新たな展開をみせるだろう。