2006年4月に実施された大阪府の学力等実態調査では、府全体と同和地区対象児童・生徒の格差は顕著であった。とくに小六の算数、中三の数学と英語では、府全体との比較においても同和地区内においても、学力の格差は大きい。
この学力格差には、学習時間、自尊感情、学校での学習態度や家庭での学習習慣、生活習慣、通塾などが関連していた。
また、高い要保護率や校内暴力件数などは学力形成を阻害する要因である一方、学校と地域との活発な連携は学力を高める効果があることが確認された。
独自の問題集の作成や授業評価実施など学校の特色ある取り組みの一部についても学力を高める傾向が認められた。
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