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■当研究所が編集・発行する出版物、研究紀要、人権啓発教材、英語書および各種ニュースレターなど。
部落解放研究179号(2007.12)
福地 曠昭
わずか全国土の0.6%にすぎない沖縄を日本全体の犠牲にする-この思潮は1879年の「琉球処分」から今日も変わっていない。
戦前の同化政策、皇民化教育、そして沖縄戦での住民スパイ視、処刑がこれを物語る。占領期は米軍事独裁で基本的自由・人権はことごとく剥奪され、方言や生活習慣の違いから沖縄女性が見せ物にされた「学術人類館」事件、就職・入居における「琉球人お断り」は差別・偏見の見本である。
復帰後、沖縄だけにみられる日米地位協定による差別、基地「再編」、現在の教科書改竄等も底流は同じである。