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■当研究所が編集・発行する出版物、研究紀要、人権啓発教材、英語書および各種ニュースレターなど。
部落解放研究183号(2008.10)
関口 寛
本稿が紹介するのは、佐野学のコミンテルン報告書「水平運動」(1923年)である。
本史料には、1922年7月の日本共産党創立から翌年6月の一斉検挙(第一次共産党事件)までの時期における、党の水平運動への対策と戦術、およびそれに深く関与した幹部・佐野学の部落問題認識が述べられている。
これまで謎の多かった初期水平運動と第一次共産党の関係の究明に途を開くものといえよう。