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2006.08.08
「同和対象人物」「エッタの先祖」

香川で差別落書きあいつぐ

2006年7月24日 第2278号

【香川支局】

 「死ね 同和対称人物◯◯◯」「エッタの元祖◯◯◯」と、香川県で6月上旬、あいついで差別落書事件が発生した。2、3日に丸亀市内、7日に琴平町内で、個人名を記した悪質な差別落書(写真)がつづき、県連は各自治体にたいして早急な対応を求めた。

丸亀市内で2日連続

2006年6月2日、丸亀競艇場第一投票所西側のマックカード記載カウンター上で、「本当に死ね 同和対称人物 ◯◯◯ <4>よっつ<4><4>」と書かれたマックカードをレース観客者が発見した。競艇事業部事業課警備サービス担当が報告を受けて現場確認をおこない、丸亀市協、市人権課、競艇事業部事業課の立ち会いのもと、事実確認をし、現物(写真)を回収した。

翌日の3日にも、同じく競艇場第六投票所の椅子の上に、同様の差別落書をしたマックカードが発見された。

競艇事業部は、今回の差別落書事件にたいして、レース開催時に見回りと施設点検の強化を図っている。

高校の正門の前で

2006年6月7日、琴平高校正門前北側の水路に、「エッタの元祖 ◯◯◯」と差別落書をした「かまぼこ板」が投棄されているのを、同高校職員が発見した。

高校からの報告を受けた琴平町は、町内学校関係の周辺と公共施設の点検を実施した。今後とも継続した差別事象を防止する啓発活動の強化をつづける。