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2007.11.22

「エタ」「部落」と差別落書き
葛飾区内で6年間同一犯か

2007年4月23日 第2316号

【東京支局】

 「エタ」「部落」という悪質な差別落書が、2月9日、葛飾区内の3か所で発見された。葛飾区では、2001年の秋から広域にわたって連続差別落書事件が続いており、今回で15件目となり、筆跡から同一犯によるものと考えられる。

差別煽動の廃絶を

 差別落書は、2月9日、葛飾区清掃事務職員が「収集作業員の安全パトロール」で巡回中に、水元4丁目のアパートのゴミ集積所のフタに、マジックで「えた」と書かれているのを発見した。

 また、水元4丁目の東京電力の「送電線注意」という看板にも「部落」と書かれた差別落書を発見した。

 両件について、清掃事務所から葛飾区人権推進課に連絡があり、区人権推進課職員と葛飾支部で現地確認をおこなったが、これらの差別落書のほかにも水元4丁目の地元町会の掲示板にも「エタ」と書かれた差別落書を発見し、記録のあと消去した。

 都連では、「このような悪質な差別煽動の廃絶には、人権啓発の充実が重要だ」と訴えた。