発刊にあたって
第1部 総論 「人権教育のための国連10年」の総括を踏まえ「人権教育のための世界プログラム」に
連動した取り組みを開始しよう!●友永健三
はじめに/人権教育の定義と「世界プログラム」の説明/初等・中等学校システムにおける人権教育の留意点/初等・中等学制度における人権教育の要素/国レベルにおける実施戦略/行動計画の実施の調整/国際的な協力および支援・評価/「世界プログラム」を踏まえた今後の課題/おわりに
第2部 各論
■学校発・人権教育のすすめ
-人権教育のための「国連10年」から「世界プログラム」へ- ●桂正孝
人権教育行政の新たな展開/居場所を失った子どもたち/激変する生育環境と教育の空洞化/人権教育推進のしくみとなかみ/指導方法上の留意点
■「地方自治体と人権教育」●上杉孝實
「人権教育のための国連10年」と地方自治体/人権行政としての自治体行政/行政の体制整備/人権教育の推進/人権としての教育
■「現代企業の社会的責任としての人権教育」●清水宣行
企業評価の変遷と課題/経済団体による企業の社会的責任論/国連から企業への要請活動/国際標準化機構(ISO)と企業の社会的責任/「人権教育のための国連10年」のまとめと課題/企業での人権教育を進めるために
■「『人権教育のための世界プログラム』第一段階における市民社会組織の役割」
●阿久澤麻理子
はじめに-「市民社会組織」と「学校教育」の関係をめぐって/「国連10年」を実現した市民社会のパワーvs低調な各国政府の取り組み/市民社会組織から、政府・行政へ-/市民社会組織と公的機関のパートナーシップ
第3部 資料
- 人権委員会決議 人権教育のための国連10年のフォローアップ
- 人権教育のための世界プログラム(国連総会決議)
- 人権教育の世界プログラム第1段階(2005年-2007年)のための行動計画(案)
- 国際人権諸文書に盛り込まれている人権教育の規定
- 一般的意見第1号(2001年)第2条1項:教育の目的(子どもの権利委員会)
- 世界教育フォーラム
- 原口幸市日本政府国連代表部常駐代表による演説(仮訳)
- 人権教育及び人権啓発の推進に関する法律
- 人権教育の指導方法等の在り方について「第1次とりまとめ」
- 「持続可能な開発のための教育の10年」(国連総会決議)
- 「持続可能な開発のための教育の10年」国際実施計画 (抜粋)