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更新日●2005.07.11
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 空襲研究を生涯の研究課題としてきた筆者は言う「今が戦前ではないとの保証はどこにもない」。かつての記憶が急速に消滅している現在、戦争と平和の問題を多角的に考える。

空襲と動員
 戦争が終わって60年

小山仁示著
ISBN4-7592-5130-8 2005年8月15日
四六判 176ページ 定価2000円+税
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もくじ

第一部 日常の中の戦争

戦争・侵略・加害
一九三七年七月七日の前後
日中戦争初期・職業婦人グループの抵抗
戦場へ行ったナースたち
大阪府送出の最後の豆拓士たち
日本人の忘れ物
美化された若妻の自刃

第二部 市街地の無差別爆撃

戦略爆撃・無差別爆撃
最初の大阪大空襲
六・一大阪大空襲と中国人
六・七大阪大空襲の激烈性
六・一五大阪大空襲の日
堺大空襲と皇室関係の被害
国民総玉砕への道
終戦前後の原爆報道

第三部 戦争体験の記憶

教授たちの出陣学徒壮行の辞
戦争に動員された中学生
六〇年前の中学生
友の爆死に直面した中学生
学徒動員 15歳のモニュメント
藤範晃誠の小説
戦災仮埋葬遺体の処理
無視された空襲犠牲者
八月一五日
猪飼野と平野川

あとがき