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更新日●2005.07.21
書籍・ビデオ案内
 
 学校は「外部環境のエネルギーを内部摂取しなければ生き残れない時代」となってきているのに、相変わらず内部環境にのみ目をむけている。「日本の教育改革論議で家庭や親の責任に言及するものは多い。・・・しかし、社会的不利益層の問題にはほとんどふれていないし、そのような家庭の保護者に対するエンパワメントの必要性に言及したものもほとんどない。日米を対照したときの大きな相違点がここにある。」

 本書は、こうした問題意識のもと、現在進められている学校改革、ならびに人権・同和教育の展望を「教育コミュニティづくり」「市民性教育」に求めた池田 寛の遺稿集として刊行。


人権教育の未来―
教育コミュニティの形成と学校改革

池田 寛著 部落解放・人権研究所編集・発刊
定価1600円+税、46判・146頁
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もくじ
発刊にあたって    長尾 彰夫

第1章

教育コミュニティづくりの現状と課題

第2章

コミュニティの再生と学校改革――米国の参加・協働論
シカゴ教育改革の理念と学校再建への取り組み(上)
新しいソシキ――システム論について

第3章

教育コミュニティの理論――市民性教育の実現のために
地域教育からみた学力問題
解放教育の三つのモデル
市民(citizen)をつくる

編集にあたって    高田一宏