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更新日●2006.03.28
書籍・ビデオ案内
 
 本書では賤視された人びと、あるいは、被差別の側に立って社会的な活動をした人びとを取り上げつつ、社会的な抑圧と向き合った彼女/かれらの生き方から歴史を学ぶ。2004年に発売された『人物でつづる被差別民の歴史』の続刊。

続 人物でつづる被差別民の歴史

中尾健次 黒川みどり 著
A5判、並製、172頁 定価1600円+税 
ISBN4−7592−4043−8 C0021
2006年4月25日発行
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もくじ
前近代編

義経を守り抜く崇高な姿・・・白拍子の静
戦国大名を支える皮革職人・・・「かわた」と呼ばれた人びと 
男役が似合うスーパースター・・・出雲の阿国
国を越えた人間的なつながり・・・雨森芳洲と朝鮮通信使
縦横無尽に張りめぐらされた情報網・・・紀州牢番頭とその「捜査ネットワーク」 
身ぶりの元祖・・・松川鶴市 
腑分けに携わった人びと・・・虎松とその祖父、非人市兵衛 
大坂渡辺村とのつながり・・・大塩平八郎 
如来寺の修復に精力を注ぐ・・・森周治と住職の知了
コラム●白拍子/福岡の市/「出雲の阿国」に関する研究/辛基秀さんのこと/渡辺村/松本良順/武士の給料

近代編

「異種」認識の粉砕・・・喜田貞吉 
現実を直視し、現実を変革する・・・米田富
悔いなき青春・荊のみち・・・木村京太郎
反権力の闘い・・・北原泰作
普選を婦選に・・・市川房枝
ウタリ復権のために・・・貝澤正
からゆきさんを生んだ背景・・・善道キクヨ
最後の瞽女・・・小林ハル
少年戦犯と呼ばれて・・・清水保
「癩者」の息子として・・・林力
コラム●島崎藤村「山国の新平民」/『青鞜』と「新しい女」/北海道ウタリ協会
文献紹介・もっともっとくわしく知りたい人のために