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更新日●2007.06.07
書籍・ビデオ案内
 
「天下の台所・大阪」の成立と発展のなかで、被差別民たちはどのように生きたか。『大阪の部落史』編纂過程で収集された膨大な史料を読み解き、多様な被差別民の実像を活写する。元禄期までを描く近世前期編。

被差別民たちの大阪
―近世前期編

のび しょうじ 著
A5判、並製、256ページ、口絵4ページ
ISBN978-4-7592-4221-8 C0036
定価2500円+税
2007年6月15日発行
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もくじ

はしがき

凡例

第一話………戦国期和泉国の被差別民 12

第二話………文禄期河内国更池かわたの実相 30

第三話………一六世紀中期畿内「かわた」仲間の実像
           再び文禄期河内国更池村かわたの実相によせて 45

第四話………難波村時代の渡辺村
           寛永~元禄 59

第五話………和泉国三昧聖の仲間組織 73

第六話………天王寺長吏文書の伝来と初期長吏 90

第七話………形成期の大坂四ケ所 107

第八話………元禄期の悲田院垣外と大坂三郷
           元禄一一年宗門帳の分析 124

第九話………村方非人番の成立 141

第十話………岸和田藩かわた役と皮場制 153

第十一話……一六・七世紀の旦那場諸相 165

第十二話……「生類憐み令」期の豊富な史料 180

第十三話……太鼓を生み出した被差別民 192

第十四話……河原寺が生まれるまで 208

第十五話……針灸異説をめぐる騒動と三昧聖 223

註 240

図表一覧 250

あとがき 251