<声明>
本日、私どもが名誉毀損で告発しました「差別ホームページ」の作成人であると思われる人物が逮捕されました。
作成人にたいしては、部落差別によって結婚差別や就職差別に苦しんでいる当事者の心を傷つけ、「いのち」をも奪う非人間的な行為であることを、心から反省していただきたい。
また、インターネット上という匿名性のなかであっても、「差別する表現の自由はない」ということを改めて社会に示したものであると思います。
しかし、こうして作成人げ逮捕されても、一度インターネット上にアップされた情報は完全に消すことができないのが現実であり、ほかにも、現在進行形で「インターネット上」では差別が野放しの状態になっています。
今回の逮捕が「差別は犯罪である」ということを社会に知らしめ、抑止力となることを期待するとともに、人権教育や人権啓発の重要性をあらためて痛感しております。
また、このような行為が一日も早くなくなり、差別のない社会の実現に向けて、今後もいっそう、部落解放運動にとりくむ所存です。
2007年7月5日
部落解放同盟愛知県連合会 委員長 吉田勝夫
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