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更新日●2007.06.07
書籍・ビデオ案内
 
大阪の部落史委員会(委員長上田正昭・京都大学名誉教授)は、「被差別部落の歴史」のみに限定するのではなく、広く「差別された人びとの歴史」を解明するための史料収集をめざしている。享和元年(1801)から慶応4年(1868)の新出史料394点を収録。渡辺村の土地拡大と年間10万枚という皮革業の一端、多くの皮田村で展開する寺争論を含む村方騒動、非人四ケ所と非人番、和泉国に濃密に分布した三昧聖のまとまった史料が収まる。盲人・非人・虚無僧・四ケ所などの取締りと厳罰を求める広域訴願運動の多数の事例を明らかにする。

大阪の部落史 第三巻
史料編 近世3

大阪の部落史委員会編
A5判上製函入 523ページ 12000円+税
2007年3月31日発行
ISBN978-4-7592-4292-8

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もくじ

解説

一 法的規制と役負担

二 渡辺村の様相と皮革業の展開

三 都市社会のなかの被差別民

四 平野郷町の仕組みと被差別民

五 村社会のなかの被差別民

六 様々な生業

七 生活の諸相

八 被差別民の真宗信仰

九 皮多の抵抗と異議申立て

十 近世社会の解体と被差別民

史料解題

文書別掲載史料一覧

〈続刊〉第九巻 史料編補遺/第十巻 通史編

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