今日、フリーター・ニート問題がにわかに社会問題化しており、格差問題や少子化問題、社会保障にかかる財政問題など、さまざまな社会問題との関連からも、その解決が極めて重要な課題となっています。当研究所におきましても、部落の若者たちの不安定就労問題との関連で、極めて重要な研究課題と捉え、就労支援や同和教育の観点からのキャリア教育の成果と課題を明らかにするという視点から、調査研究を進めてきたところです。
その調査研究の前提として、若者の就労問題についての研究動向を把握することが極めて重要です。そこで、労働政策研究・研修機構の論文データベースをもとに、先行研究の調査を行いました。下記のリンクは、「フリーター」「請負」「若者」でキーワード検索をおこない、ヒットした文献の一覧表です。
また、これらの研究動向を、大阪大学大学院人間科学研究科の亀山俊朗さんが当研究所紀要170号にまとめられました。こちらもあわせて掲載させていただきます。
若者の就労問題に関心をお持ちの皆さまのお役に立てましたら、幸いです。