
差別のない人権尊重の社会づくりをめざして企業、行政、社会においてさまざまな人権問題に取り組む人材育成を目的とし、毎年大阪で開催している講座です。「出会い・発見・感動」をキャッチフレーズに、第一線で活躍されている講師やマイノリティ当事者による講義、ワークショップ、フィールドワーク、少人数形式で人権問題を話し合う自己啓発学習、自由課題や研究レポートの作成などのべ24日間の多様な人権問題を学べるプログラムが用意されています。1974年の開講以降、約400団体(自治体・企業・NPO等)5200人が受講されました。
講座のようす
▲ 身近な差別・人権問題を考えるワークショップ
▲ 職場における人権についてグループワークで討論
▲ 浪速地域研修
▲ 部落問題学習フィールドワーク(堺市内)
▲ アイヌの文化から学ぶ
プログラム
2017年度部落解放・人権大学講座プログラム(PDF/1.1MB)
修了生の声
修了生から届いた受講のきっかけや受講の感想をご紹介
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無意識・無自覚からの脱却へ
受講前は直接人権問題に触れた機会はほとんど無いと思っていましたが、フィールドワークや講師の方々のお話を通じて、想像以上に身の回りには様々な人権問題に悩み、困っている方がいることを強く認識しました。また、多様な同期生や知識・経験豊富な助言者に恵まれ、多くの理解を得ることができ、有意義に過ごすことができました。解大で得た知識や考え方に加え、培った人権問題への感性を高く持ち続け、職場に還元し続けたいと思います。
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人権問題と自分との関わりを認識
解放大学での学びを通じて、人権問題は「私と関係のないもの」ではなく、日々の生活の中で「私と関係するもの」だと認識を新たにしました。また、人権問題は様々な場面に内包されており、意識することにより明確に現れるものだと気づくことができました。忌憚のない意見を交わせる仲間を得たことも、人生においてかけがえのない大きな糧となりました。「受講して本当に良かった」と心の底から思えるような、貴重な機会を与えていただいたことに感謝しています。
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人との関わり合いの大切さを学ぶ
人権問題を学ぶ多くのカリキュラムにより、人権担当者としての自信と知識を得ることができました。また、年齢や職種の異なる人の集まりの中で学習することで、ダイバーシティ社会を実感しました。自己啓発学習では、「自分と向き合う時間をもち、班の人達と語り合う事によって、人との関わり合いの大切さを学びました。あっという間に修了を迎えたという気がします。講座修了後も交流は続き、あの頃と同様に熱く語り合い、情報交換をしています。
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自分を見つめ直す大きな転換点に
講座では幅広い分野から様々な知識や考え方を教えて頂きました。毎回新しい気づきがあり、私自身も少しずつ変わっていったような気がしています。自己啓発学習では、過去と向き合う機会を持てました。グループ内での議論を通じて、自分という人間を見つめ直すことができたと思っています。これら解大での日々は、私にとって大きな転換点になりました。ここで学んだことを財産として、これからも大切にしていきたいと思っています。
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長いようで短い、充実した半年間
開講初日には「半年間は長いなぁ」と思っていましたが、様々な人権テーマの講座やフィールドワークなどを経験するにつれ、週1回の解大が当たり前のように思えてきました。自己啓発学習では、自身の過去をふりかえり、自分の人権意識と真摯に向き合う貴重な体験をさせてもらうとともに、他業種、異世代の班員との議論では常に新たな“気づき”がありました。終わってみれば、あっという間の充実した半年間でした。班員との交流は今も続いています。
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解放大学受講は人生の宝箱
解大受講により得られたものは数知れず、貴重な経験でした。受講を通じ様々な差別問題に対し真摯に向き合うことで、それまでの先入観や偏見が溶解していく感覚は、実に爽快です。差別してしまう、古今東西の人間そのものを問うことが探求の源となり、最近ではギリシャ哲学や世界人類史へ興味が及ぶようになりました。また卒業後も共に学んだ仲間や助言者の先生とも交流が続き、語らいは尽きません。
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解放大学で得た大きな財産
解放大学で得た知識と経験、共に学んだ仲間は私の人生を豊かにし、大きな財産を与えてくれました。多岐・多彩な講義は心に響き、フィールドワークや他業種の方々とのディスカッションでは様々な気づきがありました。これまでとは全く違う人権感覚や意識が養われたと感謝しています。修了後も社内の担当者として充実した啓発活動を行っており、更に意識、知識を深めていきたいと思います。五十路での新たな学友との交流は今も続いています。
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わたしを見つけて、見つめる力を
修了して2年が過ぎましたが、毎週木曜日には班の仲間を思い出します。学ぶテーマは数知れず…。特に、日々進化する情報発信の方法については新たな視点が開けるとともに、自分の存在が他人にどんな影響を与えているかを考えるようになりました。様々な職種や立場の人と議論を重ね、些細なことも他者と自己の思考の違いをぶつけ、利害関係のない人間関係とは、対話によって築かれると実感しました。誰でも自己変革可能な場がここにあります。
過去受講生を派遣された組織
大阪府、大阪市、堺市、豊中市、池田市、箕面市、吹田市、高槻市、茨木市、摂津市、守口市、枚方市、寝屋川市、大東市、門真市、四條畷市、交野市、東大阪市、八尾市、松原市、柏原市、富田林市、河内長野市、羽曳野市、藤井寺市、大阪狭山市、泉大津市、和泉市、高石市、岸和田市、貝塚市、泉佐野市、泉南市、阪南市、能勢町、豊能町、島本町、太子町、河南町、千早赤阪村、忠岡町、熊取町、田尻町、岬町、福知山市、尼崎市、宝塚市、加古川市、市川町、奈良市、宇陀市、曽爾村、御代田町、三重県、四日市市、鈴鹿市、松阪市、鳥羽市、名張市、伊賀市、桑名市、津市、野洲市、東近江市、草津市 、和歌山市、米子市、大阪の部落史編纂委員会、反差別国際運動日本委員会、部落解放同盟愛媛県連合会、部落解放同盟大阪府連合会、部落解放同盟中央本部、部落解放同盟奈良県連合会、部落解放同盟兵庫県連合会、カトリック正義と平和協議会、カトリック中央協議会、カトリック東京大司教区部落問題委員会、浄土真宗本願寺派、真宗大谷派、西山浄土宗、世界救世教、曹洞宗、天理教、日本基督教団、日本聖公会、和宗総本山四天王寺、泉佐野市人権を守る会、大阪市人権教育研究協議会、大阪市人権啓発推進協議会、大阪市立高等学校人権教育研究会、大阪市立住吉人権文化センター、大阪府私立学校人権教育研究会、大阪府人権教育研究協議会、大阪府人権福祉施設連絡協議会、大阪府信用農業協同組合連合会、大阪府専修学校各種学校連合会人権教育推進協議会、大阪府地域支援人権金融公社、大阪府福祉人権推進センター、大阪府立学校人権教育研究会、岸和田市人権啓発推進協議会、堺市人権教育推進協議会、堺市農業協同組合、JAグループ大阪人権推進連絡会、人権啓発推進大阪協議会、全国共済農業共同組合連合会、中小企業連合会、日本労働組合総連合会大阪府連合会、全国農業協同組合連合会、東大阪市人権啓発協議会、枚方郵便局部落解放研究会、部落解放大阪府企業連合会、NPO法人暴力防止情報スペース・APIS、(一財)大阪府人権協会、(公財)甲賀・湖南人権センター、(財)高速道路交流推進財団、(公財)新日本宗教団体連合会、(公財)聖バルナバ病院、(社)大阪市人権協会 、(一財)とよなか人権文化まちづくり協会、(公社)日本水道協会、(公財)反差別・人権研究所みえ、(一社)ひょうご部落解放・人権研究所、(一社)部落解放・人権研究所、(社福)大阪市社会福祉協議会、(社福)大阪府社会福祉協議会、(社福)若江学院、(一社)和歌山人権研究所、(学)エール学園、(学)大阪国学院、(学)大阪産業大学、(学)大阪歯科大学、(学)城南学園、(学)追手門学院大手前高等学校、(学)関西情報工学院専門学校、(学)関西大学、(学)享栄学園、(学)近畿大学、(学)四天王寺学園、(学)塚本学院、(医)寺西報恩会長吉総合病院、(医)南大阪病院、(医)渡辺第二病院、独立行政法人雇用・能力開発機構、(株)IHI、アイシン精機(株)、アイワ(株)、(株)あおぞら銀行、朝日生命保険(相)、安治川鉄工(株)、味の素(株)、アステラス製薬(株)、(株)アライドテック、イオン(株)、イオンディライト(株)、イオンリテール(株)、石塚硝子(株)、イズミヤ(株)、イトキン(株)、稲畑産業(株)、(株)IMAGICA、宇部興産(株)、エクソンモービル(有)、SEIビジネスクリエイツ(株)、(株)SEIプロスタッフス、NECソリュージョンイノベータ(株)、NECセミコンダクターズ関西(株)、NECライティング(株)、NTN(株)、(株)NTTドコモ中国、(株)NTTドコモ東海、(株)NTT西日本−関西、NTT西日本−みやこ 、(株)エヌ・ティ・ティネオメイト関西、(株)NTTビジネスアソシエ関西、近江鉄道(株)、大磯産業(株)、オーウエル(株)、大内新興化学工業(株)、(株)大倉、大倉運輸産業(株)、大阪ガス(株)、大阪協栄信用組合、大阪石油化学(株)、(株)大津コーポレーション、オムロン(株)、オリエンタル酵母工業(株) 、カネボウ化粧品、カネボウ化粧品販売(株)、カネヨウ(株)、(株)関西アーバン銀行、関西国際空港(株)、関西ペイント(株)、関西電力(株)、菊正宗酒造(株)、KISCO(株)、キッコーマン食品(株)、共栄火災海上保険(相)、キリンビールマーケティング(株)、(株)近畿大阪銀行、近畿工業(株)、近畿日本鉄道(株)、(株)近鉄百貨店、(株)きんでん、(株)クボタ、クラシエホールディングス(株)、クラボウ(株)、(株)クラヤ三星堂、栗田工業(株)、栗本商事(株)、(株)栗本鐵工所、グンゼ(株)、(株)群馬銀行、(株)ケイ・オプティコム、京阪電気鉄道(株)、興和(株)、コカ・コーラウエスト(株)、国際警備保障(株)、コスモ警備保障(株)、コスモ建物管理(株)、小林製薬(株)、(株)ザイマックスビルマネジメント、佐藤工業(株)、(株)澤田商工、山九(株)、産業振興(株)、サンスター(株)、参天製薬(株)、サントリーホールディングス(株)、三洋電機(株)、(株)ジェイアール西日本交通サービス、(株)ジェイアール西日本ホテル開発、JFEスチール(株)、JFE継手(株)、(株)ジェイテクト、塩野義製薬(株)、(株)滋賀銀行、(株)資生堂、資生堂販売(株)、清水建設(株)、(株)シミズ・ビルライフケア関西、ZIPANG(株)、シャープ(株)、シャープマニュファクチャリングシステム(株)、蛇の目ミシン工業(株)、(株)ジョイックス、(株)商工組合中央金庫、(株)商船三井、昭和シェル石油(株)、信越化学工業(株)、新関西エアポートサービス(株)、新協和産業(株)、新星和不動産(株)、新内外綿(株)、新日本石油(株)、大阪国際石油精製(株)、住電電業(株)、住金機工(株)、住友金属工業(株)、住友金属物流(株)、住友商事(株)、住友信託銀行(株)、住友精密工業(株)、住友生命保険(相)、住友電気工業(株)、住友電工ハードメタル(株)、住友電設(株)、(株)清文社、積水ハウス(株)、摂津水都信用金庫、(株)錢高組、全日本空輸(株)、双日(株)、象印マホービン(株)、(株)ダイエー、ダイキン工業(株)、(株)第三銀行、大成建設(株)、大同工業(株)、大同生命保険(株)、大都美装(株)、ダイハツ工業(株)、太平洋セメント(株)、(株)大和証券グループ本社、大和ハウス工業(株)、(株)竹中工務店、田辺総合サービス(株)、田辺三菱製薬(株)、(株)チトセ、(株)ツバキエマソン、テルウェル西日本(株)、テレビ大阪(株)、(株)デンソー、(株)電通、東海カーボン(株)、東海染工(株)、東海旅客鉄道(株)、東急リバブル(株)、東京海上日動火災保険(株)、東洋紡インテリア(株)、東レ(株)、ドコモサービス関西(株)、トヨタ自動車(株)、(株)豊田自動織機、トヨタ車体(株)、西日本高速道路(株)、(株)西日本シティ銀行、西日本電信電話(株)、西日本旅客鉄道(株)、(株)日建設計、日産大阪販売(株)、日新製糖(株)、(株)日清製粉グループ本社、あいおいニッセイ同和損害保険(株)、ニッセイ・ビジネス・サービス(株)、日鐵住金溶接工業(株)、日東カストディアル・サービス(株)、日東電工(株)、日東紡績(株)、(株)日住サービス、(株)日本アクセス、日本インシュアランスサービス(株)、損害保険ジャパン日本興亜(株)、日本GE(株)、(株)日本システムディベロップメント、日本生命保険(相)、日本タクシー(株)、日本たばこ産業(株)、日の出証券(株)、日本電気硝子(株)、日本山村硝子(株)、日本輸送機(株)、(株)日本旅行、(株)ニュージェック、(株)ネクステージ関西、(株)ノエビア、(株)ノザワ、(株)ノリタケカンパニーリミテド、(株)間組、パナソニック コンシューマー マーケティング(株)、阪急電鉄(株) 、阪神高速道路(株)、阪神電気鉄道(株)、(株)ビケンテクノ、(株)日立製作所、(株)広島銀行、(株)びわこ銀行、(株)福井銀行、(株)福井製作所、富士火災海上保険(株)、富士生命保険(株)、(株)フジソク、(株)不動テトラ、(株)平和堂、ペガサスミシン製造(株)、ぽぷり新聞社、(株)マイカル、マスミューチュアル生命保険株式会社、(株)松井製作所、松尾電機(株)、パナソニック(株)、パナソニック電工(株)、パナソニックエレクトロニックデバイス(株)、マツダ(株)、マルハニチロ水産(株)、(株)マンダム、三菱自動車工業(株)、みずほインベスターズ証券(株)、みずほ証券(株)、みずほ信託銀行(株)、三井住友海上火災保険(株)、(株)三井住友銀行、三井造船(株)、三菱地所(株)、三菱製紙販売(株)、三菱電機(株)、三菱マテリアル(株)、三菱UFJ信託銀行(株)、光村図書出版、宮﨑機械システム(株)、明治安田生命保険(相)、持田製薬(株)、森下仁丹(株)、(株)モリタホールディングス、(株)山善、山文商事(株)、ヤンマー(株)、ユニチカ(株)、読売新聞社、ラサ商事(株)、理研計器(株)、(株)りそな銀行 、ルネサス関西セミコンダクタ(株)、(株)レナウン(順不同/2017年3月現在)