多様な性が存在することに対する無知や無関心によって生じる差別や偏見。
それが根強く残るいまの社会で、性的マイノリティの人にとって、本当の自分をカミングアウトすることは容易ではありません。
男性の身体に生まれ、いまは女性として生きる歌手。
自身がゲイであり、性的マイノリティの交流会やイベントなどを運営するNPOのメンバー
大阪市パートナーシップ宣誓証明制度の認証をうけたレズビアンのカップル
女性の身体に生まれ、いまは心身ともに男性として、パートナーと生きる人
いまは笑顔で出演してくださっている人達も「差別を受けるのではないか」と悩んだ過去がありました。
カミングアウトは求められるものではありません。カミングアウトせずに生きる人があなたのそばにいることを覚えていて欲しいという人もいます。
カミングアウトの反対で、本人の承諾無しに性的指向や性自認を暴露する「アウティング」がもたらした事件もありました。
求められるのは、カミングアウトをすることが大きな決心を伴うことではなく、打ち明けた相手や周りに自然に受けとめられる社会、打ち明けたことで差別を受けるようなことがない社会です。そんな社会づくりを呼びかる作品です。
●全編字幕付きです。
●性の多様性に関わる用語説明やアウティングという人権侵害について説明したミニ解説書付きです。
●貸出や大規模会場(概ね500人以上)での上映を希望される場合は別途権利料(2万円)をいただいています。その他、ネット配信などを希望される場合は事務局へご相談ください。