女性差別撤廃条約は世界の憲法です。2009年、部落、沖縄、アイヌ民族、在日コリアンなどマイノリティ女性たちは自分たちの実態を訴えるために国連に行きました。日本政府がマイノリティ女性の実態を国連に報告しなかったためです。この作品では、複合的な差別を乗り越えようとしている当事者の声を紹介します。当事者の声は、私たちに見ようとしなければ見えにくいマイノリティの立場に置かれた人びとへの差別に気づかせ、あわせて女性差別のない社会に向けて立ち上がる勇気を与えてくれます。私たち一人ひとりが見えにくい差別を見つめ、力を合わせて差別をなくす努力をすることによって、日本は多様性を尊重する社会になっていく可能性をもつでしょう。それは同時に、条約の実現を促すエネルギーとなることに他なりません。
★人権教育や男女平等教育用ビジュアル教材として活用できます
★学校、市民啓発、企業研修など多様な場で使うことができます
★対象 中学生以上
【主な内容】
・シングルマザーで生きる
・性を越えて生きる
・マイノリティの声を政治に届ける
・マイノリティ女性たち、日本報告書審査の場へ
・条約実施を見つめる