ヒューマンライツ 8月号 №401
ソーシャルファームと新しい働き方
コロナ禍の影響により、さまざまな場面で変化が起こっているなか、働き方についても根本的なところから見直す必要があるのではないか。今号ではソーシャルインクルージョンの理念と二〇一九年に制定された東京都ソーシャルファーム条例について、また昨年に法制化された労働者協同組合法を学び、具体的に私たちの働き方にどのように活かしていけるか考える。さらに二〇〇二年から自主事業として運営してきた企業組合からの報告を受け、働くことを通じて地域の課題解決につなげていく可能性について考えてみたい。(編集部)
ソーシャルファームの現状と今後のあり方―中間組織への期待 炭谷 茂………2
働く人が主体者となる協同労働
―コロナ禍で労働者協同組合の役割と可能性を考える 田嶋康利………10
企業組合あうんの仕事づくり 荒川茂子………17
津久井やまゆり園事件、五年目の真実
第2回 恒常的な身体拘束の実態 野澤和弘………24
言葉と写真で世界をみつめる
第4回 福島の声、沖縄の旅 安田菜津紀………28
シリーズ マイノリティの声 第44回
鳥取における差別をなくする取り組み―インターネットの問題を中心に 坂根政代………34
わたしの視点―メディアの現場から
第64回 手探りで考え続けること 河原千春 ………38
識字運動の担い手たちが語る
第8回 識字は第二の人生、そして楽しみ〔前編〕
國島カヅ子さん、中村和子さん(生江識字学級) 編集:菅原智恵美………42
生き難さの時代
第18回 子どもの成長曲線が何を意味していたか 杉山 春………46
明日をかえる法人―新たな人権への取り組み
第55回 一般社団法人Marriage For All Japan―結婚の自由をすべての人に(MFAJ)の活動―「結婚の平等(同性婚)」を求めて 池田 宏………50
貧困・子ども・人権 第34回
「わが町にしなり子育てネット」20年のあゆみとこれからのビジョン
西野伸一………57
人権教育の実践の現場から(78)
子どものくらしによりそって(前編)
~仲間や地域とともに学ぶ 心豊かな子どもたちに~
泉佐野市立長南小学校 中村博美………62
連載 誰がために腹は鳴る(88) 社納葉子………66
―隣の人の言葉を奪ってはいないだろうか
連載 走りながら考える 北口末広………70
―第240回 新型コロナ差別の連鎖を断ち切るために
連載 本の道草 第89回 冠野 文………74
―責任の〈地層〉
連載 映画を通して考える「もう一つの世界」 映画で考えるレイシズム(82)
中村一成………76
連載 4コマまんが ガッツせんべい(159) ぼくの立場宣言 くぼ たかし……23
2021年度 第42回 人権・同和問題企業啓発講座(オンライン講座)……33
人権をめぐる動き……80