※刊行は、2025年3月となりますので、刊行され次第の発送になります。(予約注文)情報化の進展にともない私たちの日々の生活のなかで誹謗中傷や差別、人権侵害がますます放置できない深刻な問題となっています。しかし、被害者の多くが泣き寝入りを強いられているのが現状で、差別の法規制や人権侵害の救済のための法整備は極めて不十分なままです。本書は被差別当事者が差別と人権侵害に抗い、理不尽を許している社会を変革するための「当事者」からの提案(すべての人の無差別平等の実現に関する法律案)であり、「差別禁止法」の実現のための被差別マイノリティと差別や人権侵害の加害者や被害者になることのない社会を実現する人々の参加を呼びかけるバイブルです。ぜひ本書をお読みいただき私たちと一緒に、差別のない誰もがともに暮らしやすい社会づくりに取り組みませんか。
【第一部】差別禁止法はなぜ必要なのか(内田博文)
【第二部】≪差別禁止法を求める当事者の声・各界からの声≫
障害者問題(佐藤聡)/ハンセン病問題(原田惠子/加藤めぐみ)/自死(遺族)問題(明英彦)/LGBT問題(西山朗)/外国人問題(文公輝)/見た目問題(外川浩子)/部落問題(谷川雅彦)/アイヌ問題(多原良子)/水俣病問題(田㞍雅美)/女性差別(林陽子)/インターネット上の差別(内田博文)/司法の現場から(藤原精吾)/メディアの現場から(北野隆一)/宗教者から(戸田光隆)/企業から(服部雅幸)/地方自治体の議員から(上村和子)
【第三部】≪「すべての人の無差別平等の実現に関する法律(案)」とは≫
「すべての人の無差別平等の実現に関する法律(案)」の特徴
「すべての人の無差別平等の実現に関する法律(案)」/差別禁止法Q&A
【資料】世界における差別禁止法の制定状況