
2026年01月31日(土)
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私は学生時代に神戸市の夜間中学・識字教室に出会ったことを契機として、戦後の夜間中学や不就学・長期欠席問題の歴史を研究してきました。今回は、部落問題を背景に戦後誕生した夜間中学の事例について概観しつつ、特に1960~70年代の神戸市立丸山中学校西野分校と兵庫県立湊川高等学校に焦点を当てます。関西圏で一時夜間中学がほとんど閉鎖された時代にも存続し続け、同和教育に取り組んでいた西野分校、そして先駆的な解放教育・在日朝鮮人教育の実践が全国的に注目された湊川高校は、1995年の阪神・淡路大震災まで隣接して立地していました。今回は両校の同和・解放教育の取り組みとその意義について、史料調査の状況も含めて報告します。
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2026年01月31日(土) 14:00~17:00 |
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HRCビル4F研修室 (大阪市港区波除4-1-37 電話06-6581-8572 部落解放・人権研究所) |
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1,000円(税込、当研究所会員は無料) |
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テーマ:兵庫県神戸市の夜間中学・定時制高校と解放教育―1960~70年代を中心に 報告者:江口 怜さん(摂南大学現代社会学部講師) 報告主旨:私は学生時代に神戸市の夜間中学・識字教室に出会ったことを契機として、戦後の夜間中学や不就学・長期欠席問題の歴史を研究してきました。今回は、部落問題を背景に戦後誕生した夜間中学の事例について概観しつつ、特に1960~70年代の神戸市立丸山中学校西野分校と兵庫県立湊川高等学校に焦点を当てます。関西圏で一時夜間中学がほとんど閉鎖された時代にも存続し続け、同和教育に取り組んでいた西野分校、そして先駆的な解放教育・在日朝鮮人教育の実践が全国的に注目された湊川高校は、1995年の阪神・淡路大震災まで隣接して立地していました。今回は両校の同和・解放教育の取り組みとその意義について、史料調査の状況も含めて報告します。 |