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2004.12.13
意見・主張
  
新潟中越地震復興支援活動に参加して

s.k

2004年11月19・20日、部落解放同盟大阪府連連合会の新潟中越地震復興支援行動として、新潟県小千谷市内のボランティア活動に参加してきました。

小千谷市災害ボランティアセンターで、ボランティア登録ののち、要請のあった所に順次作業に向かうという事で、参加したメンバーはそれぞれ、2日という短い期間ですが作業に参加しました。

ボランティア活動は、余震も少なくなった事もあるのか、家の片づけが主な活動になっているようです。震災から1ヶ月近く経過しているので、一見、危険な家屋は取り壊されているようにも見えましたが、近くでみるとまだまだ危険な家屋が残っているため、そういう家屋での作業もありました。作業自体も危険をともなっている事があり、被災されている方も安全とはいえない状況でした。私は避難生活されている高校の体育館の清掃なども行いましたが、そこは山間部の村から避難されている避難所で、まだまだ帰れる状況ではないようでした。

また部落解放同盟新潟県連小千谷支部の支部長に小千谷市内の被差別部落をすこし案内してもらいました。この地域は部落自体が山のふもとにあり、上にある家屋が崩れてくる危険があり、避難生活をされている方もおり、これから先一ヶ月以上は避難生活がつづくということ、まだまだ復旧がおいつかない状況だと話されていました。支部では学校の先生たちと炊き出し等行っているそうです。

ボランティアに参加して感じたことは、ボランティアの要請自体は様々なものがありますが、短期より長期、遠方よりも近隣からのボランティアが求められているとのこと、支援に関しては、ライフラインがほぼ回復していることもあり、管理や保管を考えると物資よりは、資金援助が最適ではないかと感じました。(ボランティア等に関しては、新潟県内各市町村で災害ボランティアセンターーを開設しておりますのでご確認ください。詳細は、http://www.nponiigata.jp/jishin/)。

新潟県内の被差別部落は、少数点在しており、支援の入りにくい地域もあるとのこと、より丁寧な支援が求められています。また部落解放同盟でも災害復興支援カンパ要請を行っております。

(振込先)東京三菱銀行六本木支店
(口座番号) 普通預金1527536
(口座名義) 本部長 組坂繁之

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